AI関連発明の出願状況調査
特許庁から「AI関連発明の出願状況調査」が発行されています。
国内全体の出願件数が漸次現象している中、AI関連出願は伸びており、特許庁曰く「ブーム」です。なお、このようなAI関連出願の増加は1991年をピークとする山もあります。この時は、AI技術の動向においては冬の時代と言われていたようですが、家電を中心としたニューロファジーブームであったように思います。今回は、ディープラーニング、強化学習を中心としたものであり、世界的なブームとも一致しています。

特許分類的には、ニューラルネットワーク(1,191件)、機械学習(891件)が多く、次に、知識ベース(101件)、ファジィ論理(35件)となっています。特許分類自体は出願人や審査官が付与するものなのですが、最近のニューラルネットワークを用いた強化学習だとどの分類になるのかは個別に見ないとわからないような気はします。
主分類に関しては、画像処理(737件)、情報検索(321件)、医学診断(247件)などは目につく分野なのですが、ビジネス(419件)のようにいわゆるAI応用といわれる分野も増えているように見えます。